中国撤退コンサルタントを利用した撤退
人件費の国内との違いから、特に製造業の中国進出が盛んな時期がありました。
コンサルタントを入れるとすぐに中国へ工場を建てるように言われ、そのまま建ててコストパフォーマンスを上げられた企業も多いのではないでしょうか。
しかし時代は流れ、単に人件費が安いというメリットだけではなくなってきました。
今後アメリカとの対決姿勢も激しくなり、むしろ中国に工場を持っている事がリスクになりつつあります。
では撤退するか、という話になるものの、それがまた大変なのは当たり前の話です。
特に中国は常識的にコネが必要だったり袖の下を堂々と求めて来たりと、日本とは違う文化の上で経済までもが成り立っています。
撤退するときもまた面倒な手順を踏まねばならず、そのプロである中国撤退コンサルタントを利用する企業も多いのです。
株式会社アウトバウンド・マネジメントは中国撤退コンサルタントを行っている会社です。
実はひとえに撤退と言っても、2〜3年掛かる場合が多く、簡単には行きません。
契約と法律の観点から手続きが多くなり、そこにさらに人との間でのけじめを求められる事もあります。
工場を閉鎖するというのはそこで雇っていた人たちを首にする事と同義であり、その意味ではそれなりの保障をしなければ納得しない人もいるという意味なのです。
労働組合があれば簡単ではない話し合いが長く続くでしょうし、やはりプロのコンサルタントを入れて出来るだけスムーズに進める事が重要となってくるのでしょう。